トランスの突入電流を抑えたい

突入電流とは

突入電流とは、電気機器に電源を入れ、通電した際に最初に流れる大きな電流のことを指します。
特に変圧器やモーター、コンデンサーなどのインダクティブ(誘導性)やキャパシティブ(容量性)な負荷を持つ機器で顕著に見られます。
突入電流は機器が定常状態に達する寸前に流れ、通常の動作電流(定格電流)よりもはるかに大きくなることがあります。

突入電流による弊害

突入電流によって以下のような問題が起こってしまう可能性があります。

【回路ブレーカーの誤動作】
突入電流が大きすぎると、ブレーカーやヒューズといった過電流保護装置が誤作動し、電源が遮断されることがあります。

【電源品質の低下】
大きな突入電流は、一時的な電圧降下を引き起こし、他の機器の動作に影響を与えることがあります。これにより、電源品質が低下することがあります。

【機器の寿命の短縮】
繰り返し発生する大きな突入電流は、機器の内部部品や回路にダメージを与え、機器全体の寿命を縮める可能性があります。

トランスの突入電流を抑える方法

コイルの巻き線の構造を変えることで突入電流を抑えることができます。
通常は入力側から先に巻いて出力側を後に巻きますが、出力側を内側にして巻くことで突入電流が変化します。
また、巻き線の半分を入力側に巻き、もう半分を出力側に巻いてサンドするといった方法もあります。

トランスの突入電流対策は武蔵野通工にお任せください

トランスの構造やコイルの巻き方によって突入電流を抑えることができ、設計面から様々なアプローチが可能です。
当社では、豊富なオーダーメイドトランスの製造によって培った技術とノウハウで、お客様のトランスに関する課題解決に貢献します。
トランスの突入電流でお困りの際は、是非当社にお声がけください。

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